丸どり(まるっぽ)の得点計算
三人麻雀の得点計算「丸どり」を解説します。
「丸どり」は「まるっぽ」とも呼ばれて計算システム自体は非常に分かりやすいが実際の計算がやや煩雑なのが欠点です。
「ツモリ損」は払う側の得点を固定し、受け取る側の得点を調整するところに特徴がありますが、この「丸どり」は受け取る側の得点を固定した上で支払う側の得点を調整します。
子のツモの時は、支払いが親2:子1になるように計算します。
親ツモの時は、点数を半分づつにします。
*100点未満は四捨五入します。
子の満貫ツモの場合、親支払いが8000点×2/3≒5300、子支払いが8000点×1/3≒2700と計算します。
親の満貫ツモの場合、4000オールです。
この「丸どり」ですが、計算方法にいくつか種類があり、上記のように、@親と子の支払いを2:1にして計算する方法、A北家分の支払いのみを折半する方法 B子のツモの場合、点数が3の倍数の時は@親と子の支払いを2:1にして計算する方法を採用し、それ以外にはA北家分の支払いのみを折半する方法を採用するルールもあります。
親ツモの場合は常に1/2すればいいので簡便ですが、子ツモの場合多少計算が煩雑になります。
例題
今回の例題では、丸どりの3種類の計算方法について解説します。親ツモに関してはただ2で割るだけです。
【子 ドラ無 リーチ ツモ】
30符3翻(リーチ、ツモ、タンヤオ)で3900(1000/2000)の手です。
(子支払)3900×1/3=1300 (親支払)3900×2/3=2600となります。点数が、3の倍数だときれいに割れます。
まず通常で計算して、1000/2000です。そして北家の1000を折半します。だから1500/2500という計算になります。
点数が3の倍数の時は@親と子の支払いを2:1にして計算する方法を採用し、それ以外にはA北家分の支払いのみを折半する方法を採用するルールです。3900は3の倍数ですから@を採用して、1300/2600になります。
ちなみに満貫ツモの場合ですと3の倍数ではないのでAの北家分のみを折衷する方法を採用し、3000/5000になります。(*)
*四人麻雀で子の満貫は、2000/4000。そして北家の2000を親と子で折衷して1000点づつ分ける。2000+1000/4000+1000という計算方法です。
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