三人麻雀の基本ルール

三人麻雀の基本ルールを紹介します。「北風牌の扱い」や「得点計算」などで採用するルールによって大きく変化する三人麻雀ですが、まずはどのルールにも共通するものを見ていきたいと思います。

 

チーがない

三人麻雀ではチーがありません。そもそも三人麻雀では牌が入りやすく早上がりになる傾向がありますのでチーを不採用することで早上がりになる傾向を抑止したためでしょう。

 

萬子の2から8を使わない

萬子の2から8を使いません。ここに3人麻雀の最大の特徴があるといえます。これによって無駄ツモが減り展開がスピーディになります。また字牌が重なりやすく一色手や国士無双といった大物手ができやすくなります。

 

三色同順がない

萬子を抜いている特性上、三色同順がなくなります。三色同項はあります。

 

ドラ表示牌が萬子の場合

ドラ表示杯が萬子の場合、ドラ表示杯が@の場合はドラがH、ドラ表示杯がHの場合@がドラになります。

 

北家がいない

三人麻雀では常に北家がいません。東→南→西と自風が移っていきます。この北家がいないため、「北風牌をどうするか」「北家がいない分得点計算をどうするのか」という最大の問題が生じます。

ルールによって異なるもの

採用するルールによって異なるもので代表的なものを紹介します。

 

■北風牌の取り扱い
主に「抜きドラ」にするか、役牌、またはただの客風牌として扱うかとルールにより分かれます。また、「抜きドラ」を採用する場合、北を場に安全牌として捨てることができるか、北を使って上がることができるか(北を使わなければ出来ない役を除く)などルールによって異なります。例えば北を河に捨てたらアガリ放棄になるルールがあります。

 

■得点計算
三人麻雀の得点計算は多様なルールがあります。「四人麻雀で慣れ親しんだ計算方法を使って簡単に計算できないか?」という問題意識があります。もちろん、「三人麻雀は三人麻雀であるべきだ」と四人麻雀時の負担割合を維持するルールもあります。

 

■花牌を用いるかどうか
花牌を「抜きドラ」として採用するルールもあります。このルールの場合、1萬や9萬も同様に「抜きドラ」にするケースが多いようです。

 

■三風子連打、三人立直をどうするか
三風子連打とは、第一打目に3人が同じ風牌を捨てた場合流れとするルールです。これを流れにするか継続にするかはルールにより異なります。また四人立直が流れることを受けて三人立直を流しにするルールもあります。

 

■王牌を残すかどうか
王牌を残さずドラ表示杯までツモるルールもあります。ちなみに「抜きドラ」を採用している場合、「抜きドラ」分の牌を嶺上牌を残さなければなりません。

 

■開始得点について
三人麻雀では点数が高くなりがちですので、開始得点を増やすルールがあります。30000点や35000点開始が多いようです。

 

■2位のウマの付け方
常に2位はウマ無のルールもありますし、開始得点を上回っていればウマ無、下回っていればマイナスのウマがつくルールもあります。